博士:
めんどくさいな。もうなにもかも。
楽してダイエットするためにメカビリーを開発したのに。
自律型ダイエット支援ロボットとして生まれたからには画期的なダイエット法を開発してくれなきゃ困る。
脱毛くん:
まったく役立たずですよね。
博士:
あんたもよ。
MB:
ふむ。食事をするのもめんどくさいという博士にはこれがいいかも。
博士:
とりあえず聞かせて頂戴。
MB:
断食。何もしなくていい。食べないだけさ。
博士:
なんだか嫌味な言い方ね。
食べなきゃやせるのは当然でしょ。そんなのダイエット法と言えるかしら?
MB:
断食といえば西式や甲田式が有名だが、それらは本来アレルギー治療やデトックス、体質改善のための健康法なんだ。だから無茶な断食と違ってきちんとした指導に従って行えば比較的安全と思われる。
女性の場合は3、5、7と奇数日数の断食を行うが、断食と同じ日数をかけて減食し、また断食後もある程度の期間をかけて回復食から常食に戻して内臓の負担を軽減する。
博士:
わたしが学生の頃は朝食抜きが問題になってたように思うんだけど。朝食を抜くとブドウ糖が不足して頭が働かないって。
MB:
そういう説もあるね。
断食ダイエットは一種の飢餓状態をもたらすため、身体は省エネモードに入ってしまう。気力が湧きにくく、体重も落ちるが筋力も落ちる。結果基礎代謝は低下しやせにくくなる。エネルギーをなるべく取り込もうとするから断食明けのリバウンドも起こりやすい。それを防ぐための回復食でもあるのだが。
隠遁者や仙人志願にはいいかもしれない。

断食ダイエットのデメリットについては上でも述べたが、少なくとも成長期の子供は行うべきではないだろう。栄養不足は筋肉や骨の成長、髪の毛にも影響する。
大人であれば自己責任だがリバウンドには十分な注意が必要だ。人間の身体は環境に適応する。飢餓状態に慣れた身に突然の過食は毒でしかない。断食は療法であり、体質改善に効果があるとされるが、生半可な知識で行う自己流の断食には危険も付きまとうことは認識しておこう。